脱毛機

効果の出る脱毛機のヒミツ

今回は効果のある脱毛機についてお話しようと思います。

そもそも脱毛の効果をどうやって出すのかというと、パワーです。「ジュール」と書いてあるものが高ければ高いほど脱毛の効果が高いです。

あとは「パルス」です。パルスというのは、ピカっとでる光の長さのことを言います。それから「波長」と3つの組み合わせで脱毛機が実現されています。
そもそもそれをわかっていないメーカーやエステサロンが多すぎる現状にあります。

例えば、ジュールがすごく上げられるから効果があるといった脱毛機があったりとか、この波長だから効果がある脱毛機だったりとか、ロングパルスだから効果がある脱毛機だとか、ホームページを見るとよくあるのです。

そうではなく、掛け算で「ジュール」×「パルス」×「波長」この3つがしっかり揃っていないといい脱毛機は出来ません。

 

例えば、波長というのはよく皆さん600から1200で脱毛されていると思うのですが、レーザーの波長は3種類しかありません。アレキサンドライトレーザー(波長755nm)、ダイオードレーザー(810nmと940nm)、YAG(ヤグ)レーザー(1064nm)です。

1064nmのヤグレーザーの波長はヒゲの奥深くまで照射していくレーザなのですが、すごく痛みがあります。その反面ヤグレーザーは黒いものに反応しにくい波長なので日焼けしている人でもできるという特徴があります。

 

逆に755nmのアレキサンドライトレーザーという波長は弱いパワーでも脱毛することができます。何故かというと、メラニンにとても反応するからです。自分が使っている脱毛機がどの波長とどれくらいのパワーを使っているのかが肝心です。アレキサンドライトレーザーだとさほどパワーは必要ありません。

 

あとは、「パルス」です。パルスというのは少し難しいのですが、時間の単位です。例えば「ピコレーザー」というものがありますが、ピコの時間のレーザーのことを言います。1秒間に1兆分の1の単位がピコです。一瞬だけ光るレーザーがピコレーザーです。

ピコレーザーというのはシミを取るためのレーザーなのですが、シミは肌表面にあるので強い熱で一瞬で肌表面を照射できますが、脱毛に関しては、奥深くに毛包があるので一瞬でピカっとやってもダメなのです。どちらかというと、奥までじんわりと熱をいれていくという光の使い方です。

ステーキでいうと、表面だけこんがり焼きたいならピコレーザー、中にはダメージがなにもありません。ステーキの中までしっかり焼くなら、弱めの光で奥までじんわり温かくしていく必要があります。それはロングパルスと言って、パルスを長くしていきます。その組み合わせで、例えばヒゲだったら奥深くなるからロングパルスでやるとか、産毛だったら表面の方にあるので短いパルスにするなどして、部位や毛の質感、色によって「パルス」「波長」「ジュール」がしっかり考えて作られた脱毛機というのが効果があるという風に思います。

 

これを説明できない脱毛機というのは、適当にジュールだけ上げて脱毛していきましょうという形になってしまうのではないかと思います。

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