【修理事例6】脱毛器ハンドピース交換
今回のハンドピースランプは、電線が半田仕様でしたので電線をカットとして導体を適量間引き半田で導体を繋ぎ直す作業を行いました。
▼ハンドピースランプ交換の様子
処置:ハンドピースランプの交換をいたしました。
今回は半田仕様でしたが丸端子をネジで共締めする仕様があます。大まかに二通りの仕様がありますが優劣や能力の高低を競うものではありません。製造段階でのコストに反映されます。半田仕様では材料に半田、絶縁体、半田作業、半田ごての電気料金などのコストが発生しますが、丸端子の場合は電線に圧着ペンチで圧着してシリコンなどで絶縁するだけです。
但し、半田仕様ではある程度、電線を自由に配線できますが、丸端子は固定するネジ穴を設計する必要があります。交換作業としては丸端子の方が比較的、簡易的な傾向にあります。
▼半田仕様 ▼丸端子仕様
よくパワーの優劣でジュール数(J)の比較をすることがありますが、大切なのは単位が同じことであること、(弊社で採用している単位はJ/㎠)比較するハンドピースを計測するときは同じパワーメーターを使用することが大切です。
例えば速度を比較するときに時に1m/s と2km/h ではどちらが早いか考えてみましょう。
数字が大きいから2km/hの方が早いとはならないはずです。1m/sは3.6km/hですから早いのは1m/sになります。また測定するときの資機材も同じ測定器を使用しないと正しい数値は比較できません。
これも例えてみると、プラスチックと鉄のものさしでは若干ですが長さに違いが出る可能性があります。
したがって単純に数値だけで比較してしまうと正しい情報が得られない可能性があります。繰り返しになりますが、比較する際には同じ測定器で同じ単位を使用することが大切です。
▼測定の様子