【医師監修】いつもキレイな笑顔と言われたいなら★歯のホワイトニング
「歯が白くなる」というようなCMをしている歯磨き粉を使って、ご自身でしっかり歯磨きをしているつもりなのに、ちっとも白くならないとお悩みの方はいませんか?歯科医の教え通り磨いているのに、3食後絶対に歯磨きをしているのに……など、悩みはつきません。どうしても歯を白く見せたいと思ったら、歯の「ホワイトニング」を選択する手段もあります。
歯のホワイトニングは一般的に4種類
歯科医で歯のクリーニングをしてもらうことはよくあるかもしれません。クリーニングは歯垢や歯石、着色汚れを落としてくれますが、歯を白くするものではなく元の色に戻すだけにとどまります。アジア人特有の黄色い象牙質や生まれつき、加齢による黄ばみを更に白くするためには「ホワイトニング」が有効です。そのホワイトニングには4種類あります。
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●オフィスホワイトニング
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●ホームホワイトニング
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●デュアルホワイトニング
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●セルフホワイトニング
それぞれについて簡単にご説明します。
オフィスホワイトニングとは?
歯科医、または歯科衛生師のみが実施するので、自分で何もすることなく、横になったままホワイトニングが進みます。
高濃度の薬剤を歯の表面に塗布し、光を繰り返し照射して歯を白くします。
メリットとしては高濃度の薬剤を使えるため短期間で歯が白くなることと、神経を抜いてしまった歯や現在虫歯中の歯にはホワイトニングができないため、歯科医や歯科衛生師がいると自己判断せずに済むことです。
デメリットは何度も通院しなくてはいけないことと、ホームホワイトニングに比べてもちが短く3~6カ月ということです。
ホームホワイトニングとは?
ホームホワイトニングとは文字通り、自宅で専用のマウスピースを使用して行うものです。
マウスピースに薬剤を注入し、2時間装着を2週間継続します。
メリットとしては、時間をかけてじっくり歯を白くするため6~12カ月効果が続くといわれていることと、オフィスホワイトニングに比べて薬剤が弱いため、知覚過敏が起きにくいことです。
デメリットは即効性がなく、毎日2週間連続で2時間装着しなければ一定の効果が得られないことです。
デュアルホワイトニングとは?
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングをダブルで進めていくことです。
同時進行していくことで、オフィスホワイトニングの即効性とホームホワイトニングの持続性が引き出せ、短期間で歯の白さを実感できます。
メリットは上述した通りですが、デメリットは4種類の中で一番コストがかかることです。
セルフホワイトニングとは?
歯科医でも自宅でもなく、ホワイトニング機器を置いてあるサロンや専門店でセルフ方式で行うホワイトニングです。
ご自身で薬剤を歯に塗布し、LEDライトを当てていきます。
メリットは施術時間が短いこと、コストが安くサロンにもよりますが2,000~5,000円程度と言われています。
デメリットとしては、医師がいないところでは高濃度の薬剤が使えず効果が持続しないところです。
しかしながら、医師常駐や医師と提携しているサロンでしたら、強い薬剤を使用できるところもあります。LEDを当てるため、歯の白さだけではなく、口内細胞の活動の活性化、口内の殺菌、治癒・抗炎症作用などの効果も期待できます。
何を選ぶか?
どの方法にもメリットデメリットがあります。
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●速さを求めるのか?
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●より白さを求めるのか?
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●コストで選ぶか
他にも様々な要素がありますが、ご自身のライフスタイルで選ぶのが良いでしょう。
一番早さと確実さを選ぶならデュアルホワイトニングですが、コストを抑えてより白くなりたいなら、医師常駐や提携のサロンがオススメです。
医師が使える強い薬剤と医師なしで使える弱い薬剤について補足すると強い薬剤は一般的に過酸化水素を指します。過酸化水素はまさに漂白剤の成分そのままなので、口内に使用することを怖いと感じるかもしれませんが、消毒剤のオキシドールや髪を染める染料にも含まれているので、身近なところで肌に触れている成分です。
知覚過敏があるとしみることもありますし、虫歯や、過去に神経を抜いてしまった歯を白くする効果はありません。
それに対して。ホームホワイトニングやセルフホワイトニングで使われる薬剤は、酸化チタンや過酸化尿素などを指します。酸化チタンは日焼け止めやファンデーションなどにも使われる白色顔料です。また、酸化チタンは光触媒としても使われているので、効率的にLEDを当てることもできます。
マスク生活が緩和され、口元があらわになることが気になることもあるかと思います。自信をもって笑えるようにホワイトニングを試してみてはいかがでしょうか?
本記事の監修は
医学顧問 早川 宏司 先生
996年:日本形成外科学会認定専門医
1997年:大牟田市立病院形成外科部長
1999年:大阪白壁美容外科形成外科部長
2001年:矢永クリニック勤務
2003年:形成外科 白山クリニック開院 院長
日本形成外科、美容外科認定専門医
日本乳房オンコプラスティック学会認定医