知っているようで知らない【毛が生えるしくみ】
久しぶりのブログ更新です。
産れたときから当たり前のように生えている「毛」。あらためて、毛が生えるしくみを皆さまご存じでしょうか?このサイトを見てくださっている方は脱毛の仕組みについて知りたい方の方が大多数だと思うのですが、脱毛を早く終わらせるためにも、毛が生えるしくみと「毛周期」について知っておくことが重要です。今日は毛が生えるしくみについてご説明したいと思います。
毛は毛乳頭で作られる
まず、毛は毛乳頭という部位で生産されます。毛乳頭は皮膚下にある小さな球状の隆起で、皮膚組織の一部である毛包という毛根の周りに存在する袋状の器官に取り巻かれた細胞の一部です。
まず、毛乳頭から発毛因子という物質が分泌され、毛根の毛芽細胞に働きかけ細胞の分裂が起こり増殖させ、毛が生産され毛包から毛が上方に向けて伸びていきます。
毛根の毛芽細胞っが増え毛根が伸びるにつれて、増殖中の細胞が有棘細胞になります。有棘細胞になることで細胞の形態が変化し、毛の成長に必要なメラニン色素も付き始めます。
作られた細胞は最後にバジル領域で成長する
その後、細胞が成長し毛根周辺の毛包という部位に到着するとバジル領域という袋に収納されます。バジル領域には毛が生えるために必要な成分が含まれており、ここで成長をします。逆に言えば、脱毛ではこのバジル領域を破壊させる照射を行えばよいということになりますね。
最後に毛が表皮に到着すると外からの刺激に反応することができるようになり、身体の外側の環境と調節が取られるようになります。眉が目を守ってくれたり、髪が頭を守ってくれたりすることです。
毛包を制する者はツヤ髪も脱毛も制する
毛包は毛の形状や質感を決定するために非常に重要な役割を担っています。毛包内の細胞が増殖し、様々なたんぱく質や色素を形成することで毛の成長や色調、硬度などを制御します。ムダ毛であれば、毛包やバジル領域を狙って照射していけば良いのですが、毛包は時に健康的な髪の成長に不可欠な機能を持っています。きれいなツヤ髪でいたいなら、適切な栄養素や血液循環を保ち、毛包周りの環境が良好であることが毛髪の成長を維持し抜け毛を予防したり、健康的な髪でいたりする上で重要であることが知られています。
次回は毛周期についてお話しますね。