特許取得の「シミプラズマネオ×炭酸・水素パックの同時施術」 について発明者の沖野先生にインタビュー
この度、弊社のプラズマ美顔器「シミプラズマネオ」と「炭酸パック・水素パック」の同時施術技術が特許を取得いたしました。
今回は、「シミプラズマネオ」のマシン開発を監修いただいたプラズマ研究を専門とする東京工業大学沖野研究室の沖野先生に、「シミプラズマネオ」の照射メカニズムと特許取得技術についてインタビューいたしました。
▲(左から)Dr.Visea代表|渡邊、東京工業大学|沖野先生
業務用プラズマ美顔器 シミプラズマネオとは?
「シミプラズマネオ」は、“大気圧プラズマ”と呼ばれる人体に当てても安全なプラズマを利用しており、微細な有機物等を分解し気化することによる洗浄効果や、分子結合を切断し表面の組成を変化させる表面改質などの効果が期待できます。 「シミプラズマネオ」は、ニキビや肌荒れなどの肌悩みが改善できるプラズマシャワー機能に加え、超音波やシミ取り機能を搭載している美顔器です。 プラズマは、気体に熱や電気エネルギーを加えると発生する「物質の第4の状態」とも呼ばれる状態です。 気体の分子が解離して原子になり、さらに温度が上昇すると原子核のまわりを回っていた電子が原子から離れ、中性分子とプラスイオン、マイナスイオンが混在した非常に活性化した状態になります。 プラズマは細菌やウイルスを短時間で殺菌・不活化でき、皮膚にプラズマを当てると傷が治りやすくなったり血が止まりやすいといった特性があります。また、ニキビや色素沈着の改善に効果があることも分かっており、皮膚の親水性を向上できますので化粧水を馴染ませたお肌にプラズマを当てることで浸透性を大きく向上させることができます。シミプラズマネオの プラズマ照射メカニズムとは?
〈Dr.Visea渡邊〉プラズマの技術自体は20年くらい前からエステ業界にはあって、なんとなく「プラズマを当てたらニキビがなくなる」など殺菌効果がある感じで使われてたんですけど。マシンを当てるとプラズマが出てるのか?静電気が出ているのか?または、反応性の高い状態にある原子・ 分子やイオンである活性種が出てるのか?プラズマ美顔器のメカニズムについて改めて伺えますか? 〈沖野先生〉シミプラズマネオのハンドピースの1番先端の部分が高電圧を発します。 高電圧を当てることにより、高電圧と皮膚の間で放電が起きます。▲放電により光るプラズマ
〈沖野先生〉放電で光ってるものがプラズマと言われるものです。プラズマの中には活性種があり、その活性種の効果として殺菌効果があるという仕組みです。 〈Dr.Visea渡邊〉プラズマの中に活性種があって、活性種の中にオゾン※がある感じですか? ※プラズマは、空気中で放電現象が起きると生成される高エネルギーの電子を含む物質ですが、プラズマ中の電子は、空気中の分子に衝突して分解したり電離させオゾンや様々なイオンを生成します。 〈沖野先生〉空気でプラズマをつけるとオゾンが出やすい。ハンドピースの先端と皮膚の間には空気がありますから、間の空気がプラズマ化するのでオゾンがたくさん出る仕組みです。 〈Dr.Visea渡邊〉なるほど!空気に反応してオゾンが出てるということですね。 〈沖野先生〉はい、空気がプラズマ化されるということですね。 〈Dr.Visea渡邊〉逆に、空気じゃないものに反応した時はオゾンじゃないものが出るということですか? 〈沖野先生〉はい、その通りです。特許取得技術 「シミプラズマネオ×炭酸パック」 「シミプラズマネオ×水素パック」
〈Dr.Visea渡邊〉Dr.Viseaが販売している「炭酸パック」「水素パック」を顔に塗ってシミプラズマネオで施術をしていく技術について、沖野先生と一緒にしっかりエビデンスが出し出せて、今回特許を取得することができました。▲特許証
〈沖野先生〉はい、今回新たに開発した「炭素パック」のような二酸化炭素の泡が出るものを通してプラズマを当てますと、二酸化炭素に関連した活性種が出る。「水素パック」だと水素の活性種が出る仕組みですね。▲Dr.Viseaの「炭酸パック」「水素パック」
〈Dr.Visea渡邊〉「炭素パック」「水素パック」を顔に塗布した状態でプラズマを当てると、プラズマを当てた時に出る特有のオゾンの匂いは今までよりも少し減る印象です。だから、プラズマの効果が減ってるのかな?と感じてしまうんですがそうではないのですね。 プラズマと二酸化炭素が反応すると、その活性種が出ると。▲炭素パックを塗布してプラズマを照射している様子
〈沖野先生〉そうです。お肌に何も塗布しない状態…つまり「空気×プラズマ」の場合と、「炭素パック×プラズマ」と「水素パック×プラズマ」の場合ではそれぞれ全然違う効果が出ることになります。 ・炭素パック×プラズマ…肌再生、殺菌力の活性化。 ・水素パック×プラズマ…活性酸素の除去。 〈Dr.Visea渡邊〉実施いただいた実験では、アクネ菌にただプラズマを当てた場合だと60秒で殺菌が確認できましたが、二酸化炭素でプラズマを当てるとたった6秒、6分の1の時間で殺菌されましたね。 それが、二酸化炭素の活性種の力。 〈沖野先生〉そういうことですね。また、水素でプラズマを当てますと、水素ラジカルという還元性のある粒子ができますので、皮膚表面が酸化の反対で還元されるという仕組みです。 プラズマ化するガスが変わると効果が全然違うということですね。 〈Dr.Visea渡邊〉「水素パック」なしでプラズマをただ当てるだけだと還元作用※はゼロですか? ※還元作用とは、酸化した物質から酸素を取り除く作用です。還元作用は肌の老化や肌トラブルの原因である酸化の反対の作用で、抗酸化効果があります。 〈沖野先生〉はい、普通に当てるだけでは還元作用はゼロですね。 〈Dr.Visea渡邊〉でも、水素だと還元作用が発生するということですね! プラズマは何にでも応用できますよね。例えば、プラズマと相乗効果がある化粧品を作るとしたら、窒素とか? 〈沖野先生〉窒素はいいと思います。 それから、ガスを混ぜるのもかなり効果があって、水素だけじゃなくて、水素と何かを組み合わせると水素の効果がさらに上がるっていうようなこともありますので、 今後はもっと改良の余地があるのかもしれないです。 〈Dr.Visea渡邊〉そういうことですね!今回は先生にわかりやすく特許取得技術について教えていただけたので、多分もっと流行っていくかなと思います。ありがとうございました! シミプラズマネオのプラズマ照射実験・効果について沖野先生インタビューはこちら>今回ご紹介した「炭素パック」「水素パック」は Dr.Viseaの化粧品ブランド Pronoviseaより販売中
Dr.Viseaが運営する銀座プロノビセアクリニック監修の化粧品ブランドプロノビセア(Pronovisea)。今回ご紹介した「炭素パック」「水素パック」はシミプラズマネオとの併用だけでなく、そのままご利用いただいても様々な効果が期待できます。 ・炭素パック…プロノビセア リバイタル炭酸ジェルマスク 高濃度炭酸ガスが毛細血管を刺激し、お肌の新陳代謝を高めてターンオーバーを促進させます。発生量は20,000PPM(10分間での総量)、従来の2剤式炭酸パックと比較すると発生量は約5倍※にもなります。コラーゲン生産能力を上げ、メラニン色素をつくり出す酵素に作用し、メラニンの生成を抑制するオリジナル原料「セルグライン」を配合しております。シミ・しわを目立たなくし、美白効果を発揮します。※インターネット調べ2剤式3,000~4,000PPM(1分間) ・水素パック…プロノビセア スキンバリアグロースマスク ヒト幹細胞エキスなどの5種の有効美容成分を含む水素マスクです。小さな水素分子が活性酸素を無害化し、肌の奥まで栄養分を届けます。シミ・しわを薄くする、保湿や美白効果が見込めます。