Dr.Viseaのプラズマ美顔器『シミプラズマネオ』ついて顧問教授にインタビュー
ニキビや肌荒れなどの肌悩みが改善できるプラズマシャワー機能に加え、超音波やシミ取り機能を搭載したDr.Viseaの業務用プラズマ美顔器『シミプラズマネオ』。
プラズマ研究を専門とする東京工業大学|沖野先生監修のもと開発したプラズマ美顔器『シミプラズマネオ』は、アクネ菌の殺菌効果に優れあらゆる肌荒れに効果的なマシンです。
今回は、学術顧問である沖野晃俊先生に『シミプラズマネオ』について徹底インタビューしました。
『シミプラズマネオ』の学術顧問である 沖野先生の専門研究領域は大気圧プラズマ
ー沖野先生は大学で普段どのような研究をされていますか? 〈沖野先生〉東京工業大学沖野研究室にて、大気圧プラズマ装置の設計・開発・応用などを専門に研究しています。 プラズマは通常、1/1000気圧といった低気圧の真空容器の中で生成されます。ガラスや金属の真空容器の中での生成が必要なプラズマは、スマートフォン、パソコン、自動車などに使われている半導体の製造に広く利用されています。 私が研究している「大気圧プラズマ」は、“真空不要のプラズマ発生技術”で、我々が生活している一気圧でも安定してプラズマを発生できます。さらに、20〜40℃程度の低温のプラズマを生成できますので、「大気圧プラズマ」は人体に当てても安全です。ですので、「大気圧プラズマ」を駆使してプラズマを医療の分野で応用できるよう病院や研究所などと協力して研究しています。
ープラズマにはどんな効果があるのでしょうか?
〈沖野先生〉プラズマは細菌やウイルスを短時間で殺菌・不活化できます。また、皮膚にプラズマを当てると傷が治りやすくなったり血が止まりやすいといった特性があります。この特性を活かし医師や歯科医師と協力して医療分野での応用を研究しています。
また、ニキビや色素沈着の改善に効果があることも分かっています。さらに、皮膚の親水性を向上できますので化粧水を馴染ませたお肌にプラズマを当てることで浸透性を大きく向上できるといわれており、こちらも効果を検証中です。
プラズマは接着性の向上にも効果があるため、歯科医師と協力して歯のクラウンの接着(セラミック治療)に応用する研究をおこなっています。
『シミプラズマネオ』を使ったプラズマ照射実験で アクネ菌99%殺菌
ーどのような経緯でDr.Viseaの『シミプラズマネオ』を共同研究の対象に選ばれたのですか? 〈沖野先生〉これまでプラズマを使った大腸菌や緑膿菌など多くの細菌の殺菌については研究しており効果も実証できていたのですが、アクネ菌の殺菌については研究する機会がありませんでした。 そんななか、Dr.Viseaさんからご連絡いただき研究することになりました。▲肌荒れによる禿頭の改善
もともとDr.Viseaのスタッフのご親族が肌荒れによる禿頭に悩まれており、『シミプラズマネオ』を当てたところ治癒したとのことで、美容分野においてのプラズマ研究にマシンを活用できると考えました。
ー『シミプラズマネオ』を使ってアクネ菌の殺菌実験をされたとのことですが効果はいかがでしたか?
〈沖野先生〉培養した数万個のアクネ菌に『シミプラズマネオ』でプラズマを照射したところ、わずか10秒間の照射で70%殺菌、60秒間では99%以上を殺菌でき、アクネ菌の殺菌に優れた効果があることが分かりました。
▲シミプラズマネオ照射後の肌荒れ改善
これまでプラズマはニキビやアトピーなどの肌荒れに効果があることは報告されていましたが、実際にそれを裏付けるひとつのデータを得ることができました。今後マシンを改良するべきポイントは “施術時間の短縮”
ー今後、『シミプラズマネオ』を改良するにあたってどのようなポイントが考えられますか? 〈沖野先生〉『シミプラズマネオ』で99%以上のアクネ菌を殺菌するには60秒かかりましたが、プラズマと二酸化炭素を同時に照射することで10秒間で99%以上殺菌できることが分かりました。 二酸化炭素を同時に照射できるようになれば施術時間を短縮することができるので装置を改良できないかと考えています。 また、透析治療を受けている患者さんの中には足の血流が悪くなっている方が多く、水虫(白癬菌)でお悩みの方がいらっしゃいます。今後、プラズマの殺菌効果を活かして白癬菌の殺菌にプラズマを活用できないかとDr.Viseaと共同で研究しています。シミプラズマネオのハンドピースの効果的な使い方
ー『シミプラズマネオ』には、ハンドピースの先端がセラミックタイプのものと、先端が尖っているステンレスタイプのものがありますが、それぞれの特徴や使い分けを教えてください。▲セラミックタイプ
〈沖野先生〉セラミックタイプのものは、金属の電極の前にセラミックがあるんです。この面全体でプラズマを出す設計になってますから、皮膚に近づけるとこの先端の面全体でプラズマが出ます。プラズマの活性種※の効果…殺菌効果を求める場合には、面全体でプラズマがでるセラミックタイプで施術する方が良いです。 ※活性種とは、反応性の高い状態にある原子・ 分子やイオンのこと。プラズマの活性種の効果は主に殺菌効果がある。▲ステンレスタイプ
一方、先端が尖っているステンレスタイプのものは、面全体ではなく1箇所にピンポイントにプラズマが放電する設計です。ターンオーバーを目的とする場合は、電流が1点に集中するステンレスタイプを使用するといいでしょう。
ーなるほどですね。殺菌効果を求める場合にはセラミックタイプ、ターンオーバー促進を求める場合にはステンレスタイプですね。
〈沖野先生〉セラミックタイプのものはバリア放電、ステンレスタイプのものは電極放電といってプラズマの放電メカニズムが異なり、得られる効果も異なります。肌のお悩みによって使い分けていただければと思います。
『シミプラズマネオ』は1台であらゆる肌悩みにアプローチ可能
▲(左から)東京工業大学|沖野先生、Dr.Visea代表|渡邊鷹海
プラズマは近年流行したウイルスにも高い不活化効果を持ちます。『シミプラズマネオ』は、1回の照射でも肌荒れやひび割れ改善など効果を実感することができると思います。また、ニキビやニキビ跡のクレーターなどの毛穴悩み、ほうれい線や小ジワの改善効果があり、専用のシミケアヘッドによる施術では1回の照射でくすみ改善やシミ改善が期待できます。 今後も沖野先生にご協力いただきながら、サロンオーナーさまに確実に効果が出るマシンをご利用いただき、エンドクライアントであるお客様に満足いただけるようなマシンをご提供していきます。