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エステ脱毛でやけど事故が多発。脱毛機メーカーが脱毛事故の原因を検証

近年エステ脱毛におけるやけど(火傷)の被害についてSNSやニュースなどで多く取り上げられています。クリニックで提供される医療レーザー脱毛とは異なり、エステ脱毛は医師免許を持たないスタッフが施術を行うことから脱毛機器の使用を誤るとやけど(火傷)などのトラブルに繋がってしまいます。

今回は、エステ脱毛でなぜやけど(火傷)が起きてしまうのか?また施術トラブルを防ぐにはどうしたら良いのか?について、エステ用および医療用脱毛機器の開発・販売を行うメーカーとしての見解をご紹介いたします。

脱毛によるやけど被害の実態

画像引用元:テレ朝NEWS

2022年6月22日に放送されたANNのニュースによると、ボディメイクコンテストに出場するためエステ脱毛に通っていた男性が施術の翌朝に体の火照りと痛みを感じ、施術箇所を確認したところ黒く焦げたり白くなっていたりしたとのこと。(上画像参照)

男性は脱毛効果を早めるために「出力を上げてほしい」と施術スタッフに依頼し、失神しそうなほどの痛みに耐えて施術を受けたそうで、スタッフからはやけど(火傷)に関するリスクについては説明がなかったと話しています。

画像引用元:FNNプライムオンライン

また、2022年6月21日に放送されたFNNのニュースでは、20代女性Aさんが「2000円で背中の脱毛ができる」という安さに魅かれて訪れたサロンで背中にやけど(火傷)を負った被害が取り上げられていました。(上画像参照)

Aさんが利用した大阪市西区のエステサロンは、脱毛機器の照射光を調整するフィルターを付け忘れたまま施術を行ったとして、医師法違反と業務上過失傷害の疑いで書類送検されました。

画像引用元:ABCテレビニュース

脱毛によるトラブル相談件数は年々増加しており、ABC朝日放送の報道よると2022年国民生活センターに寄せられたエステ脱毛によるやけど(火傷)などのトラブル相談件数は1万9060件で、4年前に比べ約7倍の件数となっています。

 

メーカーが考えるエステ脱毛で施術事故が起こる原因5つ

今回立て続けに取り上げられたエステ脱毛によるやけど事故ですが、エステ用および医療用脱毛機器の開発・販売を行うメーカーとして施術事故が起こる原因について考えてみました。

 

1:使用する脱毛機の脱毛方式を考慮せず施術してしまう

業務用脱毛機は脱毛方式によって照射できる肌質や施術部位、脱毛効果が異なります。使用する脱毛機の脱毛方式を理解せずに照射してしまうと、やけど(火傷)や熱傷などのトラブルに繋がってしまいます。

脱毛方式とは、脱毛メカニズムのことでIPL方式・SHR方式の2種類があります。

IPL脱毛方式 ◎ワキやVIOのような黒くて太い毛の脱毛に効果を感じやすい。

△毛周期に合わせて施術を行う必要があり脱毛完了までに時間がかかる。

(2~3ヶ月に1度の施術、脱毛完了まで2〜3年。)

△全身脱毛スピード約90分。

✖️ほくろ・色素沈着部位・日焼けした肌には施術NG。火傷のリスクあり。

✖️施術時にチクッとした痛みを伴うケースも。

SHR脱毛方式 ◎産毛・金髪・白髪にも効果がある。

◎毛周期に関係なく施術できるので、脱毛完了までのスピードが早い。

(2~3週間に1度の施術、脱毛完了まで6ヶ月。)

◎全身脱毛スピード約10〜15分。

◎ほくろ・色素沈着部位・色黒肌でも施術OK。

◎痛みがないため肌への負担が少ない。

✖️使用中に出力が下がり効果が得られにくいケースも。

IPL方式を採用している脱毛機は、太くて濃い毛に効果的で男性のヒゲなどにも脱毛できますが、日焼けした肌や色黒肌に施術してしまうと火傷のリスクがあります。また、VIOなどの脱毛も可能ですが、太く濃い毛ほど照射時にチクッとした痛みが伴うため出力の調整が必須です。

SHR方式を採用している脱毛機は、うぶ毛などの薄い毛にも脱毛効果を発揮し、色黒肌にも施術が可能です。

ひと昔前の脱毛機はIPL方式が主流でしたが、近年販売されている脱毛機はSHR方式のものや、IPL・SHR方式の両方を採用しているマシンが多くなっています。マシンを選ぶ際は、やけどのリスクが少ないSHR方式が導入されているマシンや光源にLEDを採用しているLED脱毛機を選ぶとよいでしょう。

 

2:高出力で照射してしまう

一般的に脱毛機は出力が高ければ脱毛効果が高いといわれていますが、肌質や施術部位を考慮せずに高出力で照射してしまうと痛みややけど(火傷)を引き起こしてしまいます。

前途したニュースで被害に遭った男性も、高出力で照射したことが原因でやけど(火傷)を負ってしまいました。

▲弊社の脱毛機クリアスキンネオのタッチパネル

近年販売されている脱毛機はタッチパネルで簡単に出力段階を調整できるものも多くあるため、肌質や施術部位に合わせて出力を調整するようにしましょう。

 

3:海外製の脱毛機を使用してしまう

脱毛機の中には海外から輸入されたマシンのガワだけを変えて販売されているものもあります。海外で製造された激安の美容機器のなかには粗悪なつくりで出力が安定せず、やけど(火傷)や痛みも引き起こすものもあり注意が必要です。

海外製の脱毛機はアジア人の肌質を考慮して製造されていないため事故が起こりやすいと言えます。そもそも、海外製の脱毛機をそのまま使用すると医療機器に該当するケースがありエステでのマシン使用はできません。

弊社Dr.Viseaで提供している脱毛機をはじめとする美容機器は、医療機器に該当しないようマシンを調整しており、第三者機関である「一般社団法人 先進美容機器認証機構」にも加盟しています。

▲美容機器証明書

Dr.Viseaの脱毛機はエステで使用できるマシンとして美容機器証明書も発行してます。

脱毛機を選ぶ際は国産のマシンか、海外の工場で製造されているとしても日本メーカーが設計・監修しているマシン、美容機器認証を受けているマシンを選ぶとよいでしょう。

 

4:脱毛理論を理解していないスタッフが施術してしまう

20代女性に脱毛施術で熱傷を負わせたとして業務上過失傷害の疑いで書類送検された大阪のエステサロンでは、アルバイトスタッフが施術をおこなったことが分かっています。

エステで採用される光脱毛の理論や脱毛メカニズムを理解し、実技講習を受けていないとこのような事故に繋がりやすく大変危険です。

美容機器を多く取り扱っている正規メーカーは、脱毛機を購入したサロン向けに実技講習に加え脱毛理論を学べる講習を提供しているところも多くあります。

知識不足のまま施術を行うと大変危険ですので、マシンを購入する際は実技講習だけでなく脱毛理論を学べる講習を設けているメーカーから購入するようにしましょう。

 

5:お客様への事前説明をしっかりと行う

前述した被害男性のように「脱毛効果を高めるには出力を上げればよい」「痛みがあって当然」という誤った認識をお持ちのお客様もいらっしゃいます。お客様に「出力を上げてほしい」と依頼されても、肌質や毛質を考慮せずにむやみに出力を上げただけでは、やけど(火傷)や熱傷のリスクが高まるだけです。

脱毛は皮膚に直接光を照射する施術なため、やけど(火傷)や熱傷などのリスクが起こる可能性があることを事前にお客様にしっかりと説明し、ご理解いただいたうえで適切な脱毛を提供するようにしましょう。

 

Dr.Viseaの安全への取り組み5つ

私たちDr.Viseaは美容機器開発・販売メーカーとして、医療脱毛に比べ安全性が軽視されがちなエステ脱毛でお客様の安全や脱毛効果を第一にマシンを開発・販売・サポートしております。

 

1:高い安全基準の脱毛機を日本人エンジニア、医学・学術顧問と共同開発

弊社Dr.Viseaが販売している全ての業務用エステ機器は、日本人エンジニアおよび大学教授や研究室と共同開発しています。

弊社の光脱毛機「クリアスキンネオ」およびLED脱毛機「クリアスキンLED」については、倉敷芸術科学大学生命科学部生命科学科|楢村友隆先生を学術顧問に迎え、弊社独自に設けた高い安全基準をクリアしたマシンのみを販売しています。

弊社の脱毛機は効果・安全性に優れていることに加え、「SHR方式」「IPL方式」のいずれかをお客様の発毛状態に応じて選択できますので効果的な脱毛が可能です。

 

2:完全日本製。企画・製造・サポート・修理を国内工場で対応

脱毛機「クリアスキンネオ」「クリアスキンLED」をはじめ、弊社Dr.Viseaの美容機器はすべて日本国内の工場で専属のエンジニアが『高品質でお客様に安心してご使用いただけるマシン造り』をモットーにマシンを開発・製造しているため、施術トラブルや故障トラブルが起きにくいマシンとなっています。

また、弊社Dr.Viseaの販売しているエステ機器は、スタッフが一点一点実際に使用し安全性を確認するだけでなく、以下の検品作業を徹底しています。市場に出回っている業務用エステ機器の多くは海外の工場で造られたマシンを輸入し販売していますが、エステ機器は直接お客様の肌に触れる物なので実際に使用してみないと真の安全性は担保できないため厳正なテストをクリアしたマシンのみを販売しています。

 

3:万が一の施術トラブルに対応する保険制度完備

弊社Dr.Viseaの脱毛機「クリアスキンネオ」「クリアスキンLED」は、オーナー様に安心してマシンをご使用いただけるよう、マシン保証のほか施術時のトラブルに対応する保険制度を充実させています。

  • ■PL保険:マシン自体に故障や欠陥がありお客様に損害を与えてしまった場合の賠償責任をカバーする保険およびエステの施術全般のトラブルに対し施設賠償責任・受託物賠償責任・生産物賠償責任が保障される保険制度。
  • ■ドクターサポート保険:万が一施術時の火傷などお客様にトラブルが発生した場合にDr.Visea専任のドクターと連携してサポートを徹底する保険制度。(任意加入)

これらの保証や保険制度の他にも、弊社にはマシン監修・医学顧問の医師がいるため、万が一施術中にトラブルがあった場合には医学的なアドバイスを受けることができます。

脱毛機は火傷や腫れといったリスクがあるエステメニューにも関わらず、脱毛機販売メーカーの多くは保証制度が少なかったり設けていないところもあります。

保険制度がこれほどまでに充実している脱毛機はDr.Viseaが唯一となっていますので、安心して導入いただけます。

 

4:クリニックを運営してるため迅速なアフターフォローが可能

Dr.Viseaは美容機器の開発・販売、エステサロン運営のほか、美容皮膚科・再生医療を専門とする医療クリニック「銀座プロノビセアクリニック」を運営しております。

日本形成外科学会形成外科専門医である早川 宏司先生を院長に迎え、弊社のマシンを使用したことによる施術トラブルに関しても迅速に診断、お薬の処方ができるフォロー体制を完備しています。

また、「銀座プロノビセアクリニック」で使用したマシンのデータはDr.Visea本部で収集・解析し、エステでの施術でも効果的な施術をおこなえるようエステ機器開発に応用しております。

 

5:大学教授による脱毛理論講習と徹底した導入研修

Dr.Viseaの脱毛機をご購入いただいたサロンさまには大学教授による脱毛理論講習を無料で受講いただけます。また、他メーカーに比べ3倍の研修数を設けており、より効果的で安全な脱毛をお客様にご提供いただけるようサロン様のサポートを徹底しています。

開業やサロン運営に関するご相談もあわせて承っております。

 

脱毛トラブルを防ぐために

男女問わず脱毛への関心が高まる昨今、エステ脱毛の需要も増えており比例するようにやけど(火傷)や熱傷などの施術トラブルも増加しています。

もともと脱毛は厳密には医療行為にあたるとされ、エステサロンでの脱毛はグレーゾーンとなっています。医療脱毛用のマシンとは異なり、エステ脱毛のマシンはサロンでも照射できるようマシンの出力は安全性を考慮して抑えられていますが、出力を上げ過ぎたり肌質を考慮せずに照射してしまうと施術トラブルが起きてしまいます。

エステ脱毛機を使用する際は、

  • ■使用するマシンがIPL方式なのかSHR方式なのかを理解して使用すること
  • ■毛質や肌色に最適な出力および脱毛方式なのか吟味すること
  • ■脱毛メカニズムを学びお客さまの安全性を第一に施術すること
  • ■脱毛の危険性について予めお客様に説明しご理解いただくよう努めること

という点を徹底するようにしましょう。

 

また、これから新たにエステ脱毛機を導入する際は

  • ■IPL方式・SHR方式の両方を採用している脱毛機を選ぶこと、またはLED脱毛機を選ぶこと
  • ■日本製の脱毛機を選ぶこと
  • ■脱毛理論が学べる講習会を実施しているメーカーから購入すること
  • ■マシン保証や保険制度が充実しているメーカーから購入すること

といった点を満たしたマシンを選ぶことで施術トラブルのリスクを激減させることができます。

エステ用脱毛機および医療脱毛機を開発・販売する美容機器メーカーとして、オーナーさまに安心してご使用いただけるよう弊社Dr.Viseaは今後も社員一丸となって安全性・効果性に優れたマシンをご提供して参ります。

 

Dr.Viseaのエステ用光脱毛機「クリアスキンネオ」はこちら>

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