トピックス一覧に戻る

弊社ロゴを作成いただいたデザイナー|安川 宏輝さんに
ロゴ制作秘話についてインタビュー

弊社Dr.Viseaのロゴ制作およびブランディングを担当いただいた、デザイナー/アートディレクターの安川 宏輝(やすかわ ひろき)さん。
今回は、弊社ブランドロゴの作成秘話や安川さんのデザイナーとして大事にしていることや今後の取り組みについてインタビューしました。

▲(左から)Dr.Visea渡邊、デザイナー/アートディレクター安川 宏輝さん

一般社団法人 ZUAN UNION代表|安川さんの
デザイナー/アートディレクターのお仕事とは?

〈Dr.Visea渡邊〉本日は、弊社Dr.Viseaのブランドロゴ作成およびブランディングにご協力いただいた一般社団法人 ZUAN UNION / 図案連合のデザイナー/アートディレクターの安川さんにお越しいただきました。本日はよろしくお願いします。

〈安川さん〉お願いします!

〈Dr.Visea渡邊〉安川さんにはDr.Viseaのロゴとその周辺のブランディングをやっていただきました。僕自身、当初ロゴ自体にこだわりはなかったんですが、安川さんとお話しさせていただく中で、ロゴの奥深さだったりとか、これから事業をどうやって展開していくかの話までさせていただいて、弊社の理念に合うようなロゴ・ブランディングをしていただきました。
安川さんにブランディングいただいたお陰で、エステ業界においてはDr.Viseaのブランド力が高まったと感じています!

安川さんは、最近はどのようなお仕事をされているんですか?

〈安川さん〉相変わらず、いろんな業界のお仕事をさせていただいております!例えば、クリエイティブ分野に特化した専門学校であるバンタン(VANTAN)さんのロゴやビルの外観・内装デザイン、徳島の阿波踊りのロゴや衣装のデザイン、老舗和菓子店の銀座風月さんが新たにスタートしたレストラン割烹 燈明のコース料理に合わせたドリンクのペアリングや空間や音楽といったディレクションをさせていただいております。

画像引用元:一般社団法人 ZUAN UNION / 図案連合

画像引用元:note|安川 宏輝 ZUAN UNION / 図案連合

〈Dr.Visea渡邊〉そうなんですね!弊社もバンタン(VANTAN)さんとお仕事をご一緒させていただいていますが※、安川さんは恵比寿にあるバンタン(VANTAN)さんのビルも一棟丸ごとデザインとかされてますよね?

※2022年6月、美容専門学校VANTANヴィーナスアカデミーのエステ専攻生にサロン経営や業務用エステ機器について講義をさせていただきました。

画像引用元:note|安川 宏輝 ZUAN UNION / 図案連合

〈安川さん〉はい!エントランスの考え方で言うと、バンタン(VANTAN)さんの赤いエントランスをくぐっていくというのを1つのキーワードとして、外とのオン・オフをテーマに東京恵比寿校だけでなく名古屋校、大阪校、福岡校など全国のバンタン(VANTAN)さんの校舎で統一していくことで同じ体験ができるように、全体のトータルを見てどうあるべきかというのを空間で考えていくようにしています。

〈Dr.Visea渡邊〉バンタン(VANTAN)さんのホームページもデザインされているんでしょうか?

画像引用元:VANTAN BRAND STORY

〈安川さん〉はい。そうですね!サイトに関してはブランドストーリーページを担当させていただいています。
バンタン(VANTAN)さんのロゴは、「VANTAN」の下に創業年の「SINCE1965」というのが入っているんですけど、ブランドストーリーページをスクロールしていくとロゴと年号がブランド理念を表現するキーワードと年号、写真にどんどん変わっていく仕組みになっているんですね。

画像引用元:VANTAN BRAND STORY

〈安川さん〉ブランドストーリーの表現の仕方も、サイトによって「どう動かすか?どう見せるか?」というのにこだわって作っていますので、ぜひ見ていただければと思います!

バンタンデザイン研究所(VANTAN)|ブランドストーリーページはこちら>

Dr.Viseaロゴに込められた想いと
デザインのこだわり

〈Dr.Visea渡邊〉弊社Dr.Viseaのロゴ制作について聞かせてください!

〈安川さん〉ブランドにこだわっていらっしゃるDr.Viseaは、もともとエビデンスを大事にされている感じがあったので、その見せ方をどうあるべきかを意識しました!ロゴでブランドを伝えていくっていうのはすごく大事なことだと。

〈Dr.Visea渡邊〉そうですね!弊社のロゴには白抜きでドクターの十字を入れていただいていますし、展示ルームも近未来的なイメージにデザインいただきました。

▲Dr.Viseaロゴに込められた十字

▲Dr.Visea展示ショールーム

〈Dr.Visea渡邊〉ロゴに入る「Dr.Visea」の文字はオリジナルの近代文字のような書体をデザインいただいて、さらに製品ごとにロゴの下に製品名が入るように設計していただいて。
美容機器やパンフレット、名刺だけでなく、マシンのハンドピースにもロゴを入れていて、InstagramにUPする施術画像にも見えるようにしています。化粧品やサプリもそうですけど、いろんな製品に展開していく時に使える形にしてもらえたので、そこがとても良かったなと思っています。

▲(左から)脱毛機「クリアスキンネオ」、プラズマ美顔器「シミプラズマネオ」

〈安川さん〉ロゴの下に入る製品名も、最大何文字か入るか?最小何文字か?というのをある程度想定した上で設計をしているので、どんな製品名を入れてもロゴが崩れない仕組みにしています。
「ロゴが破綻しないようなルールを作っていく」というところを設計していますので、うまく適用されていているんではないかなと思います。

▲製品名ロゴ

〈安川さん〉また、おっしゃる通り医療のエビデンスを感じさせる十字の部分の他に、やっぱり意識させていただいたのは、美しさですよね。美しい「V」を作ろうと思ったんです。
Dr.Viseaさんの象徴的な「V」でもあり、社名を覚えていただくうえで「V」をアイコンにしたいと思ったわけなんですが、その上で「V」の角度が、どの角度が最も美しいか?というのを検討しました。

▲Dr.Viseaの「V」

〈安川さん〉「V」の角度がもう少し鋭角だとシャープで鋭い感じが出てくると思うんですけど、少し鈍角になっていくと近未来っぽくなくなってしまって新しい企業というよりかは安定的な印象になってくので、その絶妙な「V」の角度をまず決めました。
そのうえで、十字のバランスを安定感がありつつ新しい感じになるよう、美容機器にも合うように書体も含めてデザインしていきました。

〈Dr.Visea渡邊〉ありがとうございます!

〈安川さん〉また、抜け感も結構大事かなと思うので、ロゴ下の「Dr.Visea」という文字の部分を少し軽やかに。美容機器のシルバー色の本体にも合う書体にしているので、重くならずにいいかなと。

〈Dr.Visea渡邊〉はい、ありがとうございます。おかげで良い感じのブランドになったと思います!

〈安川さん〉最初にお話いただいた時に、Dr.Viseaのビジョンや方向性をかなり明快に言葉でいただいたと思っていて。それで作りやすかったというか、ブランドとしての向かう方向は僕もすぐに理解できました!

〈Dr.Visea渡邊〉そうですか!よかったです。実は、最近また少しずつ弊社の方向性が変わってきているんです。

エビデンスがあった方がいいというのはもちろんあります。紛い物じゃなくて、ちゃんとした良いものを開発してオーナーさまに届けたいというのは変わらずあるんですけど。
ハーブや漢方、生薬、ボタニカルやオーガニックなどの化粧品やサプリなどのDr.Viseaブランドの商品開発をしていきたいと考えています。

▲Dr.Viseaのオリジナル化粧品ブランド|プロノビセア(Pronovisea)

〈Dr.Visea渡邊〉婦人科系やフェムケアも視野に入れていますので繊細なイメージというか…。それで言うと現在のロゴは近未来でケミカルっぽい、科学的なイメージなので。Dr.Viseaのブランドを壊さずに、どうやって新たなラインを作ればいいのか?というのも相談させていただきたかったです。

〈安川さん〉面白いですね!おっしゃる通り現在のロゴは未来的な科学的なイメージがあると僕も思っています。
「化け学」の方ですとハーブやボタニカルな印象と真逆になりますが、Dr.Viseaさんのロゴは「科学的」な印象だと思うので、そこをちゃんと適用しながら少し雰囲気を変えてあげると良いのかもしれないですね。ハーブの中でもどういうジャンルなのか?どのような想いが込められた商品なのか?という部分で変わると思っています!

デザイナー/アートディレクターとして
大事にしていること、
安川さんの今後の取り組み

〈Dr.Visea渡邊〉最後に、安川さんは以前、デザインの師匠である佐藤可士和氏の元で働かれた経歴をお持ちですが、デザインにおいてどういうところを重要視していらっしゃいますか?

〈安川さん〉前の事務所で社長は既に活躍されていて業界のトップランナーでした。 そこでデザイナー5人のうちの1人として、いろんな企業さんを担当できる環境でやらせていただきました。先方クライアントさんのトップの方と直接お話することをすごく大事にされていたので、例えば、同じくクリエイターウェブや建築であったりとか、そういった業界のトップでいらっしゃるような方々と一緒に仕事ができたというのは、環境としてはとてもよかったと思っていてます!

そこから僕が今も変わらず大事にしているのは、その会社やサービスを作られた方(トップや経営者さん)の話をちゃんと聞くというところです。僕らが答えを持っているんではないんですね。よくクリエイティブ業界で言われる言葉で、「クリエイティブの答えはクライアントにある」というのがあるんです。そういう意味では、ヒアリングを大事にしています!

〈Dr.Visea渡邊〉なるほど!

〈安川さん〉最近では田舎町でcreative clinic(クリエイティブクリニック)という、クリエイティブの相談ができる場所を作ったんです。
デザイナーが診療所を作ると面白いかな?と思いまして。僕のバックグラウンドを知っている知人に、「お金を払ってでも皆相談したいと思うよ」と言われて。

▲creative clinic

〈安川さん〉それで結局無報酬で、治療というよりも手を当てるという“手当て”という考えでアイデアの後押しが出来ればとcreative clinic(クリエイティブクリニック)を始めました。
1時間ぐらい話をさせてもらってアドバイスをさせてもらいながら、後押しができたらいいなと。 僕は無報酬なんですけど、僕じゃない第三者機関に500円を寄付してくださいという仕組みなんです。

creative clinic(クリエイティブクリニック)については、先日教育者の方々に講演会の場でプレゼンテーションする機会がありまして、その時にすごく共感いただいて。今度、「教育のクリエイティブクリニック」ができることになったんです。そこで行われるのは、教育に対しての相談を約1時間、いろんなプロとお話ができて、相談者さんにはどこかの第三者機関に500円寄付してもらう仕組みです。通貨の価値で言うと5万円や10万円は高いとされていますけど、始めやすいという意味で言うと500円というのは5万円や10万円よりもすごく価値が高いと思っていて。それで500円に設定しています!

現在、「クリエイティブクリニック」が一応評価いただいているので、学校だけでなく農業や漁業、美容でも色々なジャンルのみなさんと、また新しい仕組みを作れたらいいなと思っています!

〈Dr.Visea渡邊〉かっこいい!すごいですね。うちの業界でも活かせそうなお話でした。本日は、色々お話を聞かせていただきどうもありがとうございました。また色んなところで一緒にビジネスできればと思ってますのでよろしくお願いします!ありがとうございました。

デザイナー/アートディレクター 安川 宏輝(やすかわ ひろき)

1986年生まれ。大学と専門学校にて土木工学都市システムとグラフィックデザインを専攻し、2010年にクリエイティブスタジオ SAMURAIにグラフィックデザイナーとして入社。2021年秋、独立後、一般社団法人ZUAN UNION / 図案連合を創設。代表としてこれを取りまとめる。いくつかの企業にて、ブランド戦略に関する外部相談役として、CCOに就任。

ZUAN UNION / 図案連合|公式サイトはこちら>

安川 宏輝 ZUAN UNION / 図案連合|noteはこちら>

ページトップへ